ブラケットライトの取り付けについて

電気工事士によるブラケットライトの取り付けや照明器具の種類、電気工事が不要な露出配線(コンセントで使うための仕様)に変更できる壁掛け照明などについて説明しています。

アメリカン照明

ブラケットライトは電気工事士による取り付けが必要

Hi-Romi.com(ハイロミドットコム)で扱うブラケットライトと呼ばれる壁掛け照明は基本的に電気工事による取り付けが必要です。 これは【直付け】タイプのブラケットライトで、電気工事士の資格を持つ者だけが工事を行うことが出来ます。

当店で販売するブラケットライトの裏面には基本的に2本の配線が出ており、 これを壁から伸びた電気配線と結線することにより電気が照明器具へ供給されるようになります。

家庭用の電源とはいえ、人が死に至るほどの高い電流が流れている線をいじるため、この結線を資格を持たない者が行うことを法律で禁止しています。

また取り付けるブラケットライトによっては、壁面の補強やコードの納めるスペースなどの確保が必要となるため、 こうした工事や作業に慣れた電気工事士に依頼することをお勧めしています。

町の電気屋さんや、信頼できる工務店さんなど電気工事士さんのいる安心できる業者さんにご依頼下さい。

直付け照明の取り付け

壁面直付け用のブラケットライトからは2本のコードが出ています

当店で扱うブラケットライトの多くは販売時や現状が壁面直付け用の配線仕様になっているものがほとんどです。照明器具の土台裏面からは20cm前後の切りっぱなしのコードが2本出た状態でお届けします。

ブラケットライトの購入をされる前に、電気屋さんや工務店さんなどに取り付け可能かどうかを事前にご確認下さい。

取り付けは電気工事士に依頼

ブラケットライトの取り付けは電気工事士にご依頼下さい

直付け専用のブラケットライトは電気工事士のいる町の電気屋さんや信頼できる工務店さんに依頼しましょう。アンティーク照明などに強い業者さんを探すとより安心です。

壁面内の配線には高い電流が流れているため、資格を持たない者の電気工事は禁止されています。素人工事は絶対に行わないで下さい。

電気工事不要の照明

おしゃれなブラケットライトを電気工事無しでも楽しみたい

電気工事が必要な直付け用のブラケットライトを、家庭やオフィスなどの一般的なコンセントに差して使いたい場合、 照明によってはコンセント仕様への変更が可能なものがあります。

おしゃれなブラケットライトは欲しいけれど、電気工事はしたくない。 今はこのお部屋に使うけれど、将来別のお部屋でも使いたい。 コンセントで電源を供給できる照明器具は簡単に移動ができるため、様々な場所で重宝します。

本来「直付け用」のブラケットからは配線が見えないように土台の裏面からコードが出るように作られています。 しかしコンセントへ繋いで電源を供給する場合は配線が露出している必要があります。

照明器具の形状によってコードの配線方法は異なりますが、 可能な場合は土台部分にコード穴をあけ、コードが露出するように仕様の変更をさせて頂きます。

もっと気軽に壁のおしゃれを楽しみたい、補助照明や空間演出など模様替えと一緒に照明を選びたい方におすすめです。

電気工事不要のブラケットライト

電気工事不要のブラケットライト

電気工事不要でコンセントから電源をとれるよう配線し直したブラケットライトです。壁に掛けてもコードが見えるため、直付け用の耐熱コードとは異なるビニールコードや美しい布巻きコードなどを使います。

コンセントに繋ぐ照明

台座部分にコード穴をあけます

ブラケットライトの形状によっては、そもそも台座部分からコードを出す穴が無いものもあります。その場合はコードの差替えや延長と一緒に、当店工房にて配線用のコード穴の加工も行います。

配線の様子

台座裏面の配線の様子

コンセント仕様へ変更したブラケットライトの台座裏面です。このようにコードを台座の前面に出す配線が施されます。台座はブラケットライトごとに異なるため、この方法に限らず様々な方法がありますが、一例のご紹介です。

照明の設置について

ブラケットライトの設置場所には十分気をつける

お部屋のコンセントで電源がとれるコンセントプラグ付きのブラケットライトですが、取り付け面には注意したいものです。

廊下や階段、リビングや書斎など様々な壁面へ取り付けることが多いブラケットライトですが、大前提としてまずは頭や体が当たらない場所に設置して下さい。接触した際の衝撃で電球が割れたり、照明が落下したりする事故に繋がる危険があります。

その他の注意点として賃貸でお部屋を借りている場合があげられます。原状回復できないネジ穴などで壁に傷をつけることが契約違反となったりする場合があるため注意が必要です。 またマンションなども同じく契約違反となる場合や、コンクリートの壁面で素人工事ではそもそもネジを打つことが出来ない場合などもあります。 購入前に取り付け可能な場所かきちんと確認しておきましょう。

取り付けが可能な場合でも、壁面内の梁(ハリ)や配線を気にせずにブラケットライトの固定ネジを差すことは危険です。

建築時の図面が残っている場合などは安心ですが、自宅などの壁面内の様子がわからない場合は専門の業者などに相談し、固定場所の強度や壁面内の配線位置を把握しましょう。

強度の無い壁面へ重たいブラケットライトを設置した場合、落下や破損の原因となります。 また壁面内の配線に固定ネジが触れ傷ついたり、断線した場合は漏電や感電、火災の原因となります。 ブラケットの重さと、壁面の厚みにあったネジを選び、ちょっとした揺れや地震で落ちないように確実に取り付けるのがポイントです。

DIYが初めての方は必ず知識のある方や電気屋さんや工務店などのプロの業者さんに事前相談をしましょう。

またDIYの知識や経験のある方も、事故の無いよう、十分な事前確認をして安全にブラケットライトを取り付けて下さい。